コーチングとティーチングの違いとは?個人が自己成長するために知っておくべきこと
コーチングとティーチングは何が違うのかをよく耳にします。
とくにコーチングは、聞いたことがあるけど結局なにかわからなかったという方も多いのではないでしょうか。
今回は、コーチングとティーチングの違いや、効果的な使い方、陥りやすい罠について紹介します。
コーチング・ティーチングの違いと特徴
コーチング | ティーチング | |
主体 | あなた | 教える人 |
目的 | 自身の成長 | スキルアップ・問題解決 |
どこを向いているか |
あなたの内側 「ヒト」 |
あなたの外側 「モノ・コト」 |
コーチングは受ける側の自主性が尊重されます。
そのため、コーチ側から「あれをやれ、これをやれ」ということにはなりません。
また、「本当にやりたいこと」「価値観」などあなた自身の内側、つまり「心」にフォーカスしているとも言えます。
一方ティーチングは、教える側に主体性があります。
そのため指示や命令などの手法により、何かをするためのスキルアップにつなげたりします。
そのため、あなたの外側を形作るものと言っても差し支えないでしょう。
コーチング・ティーチングそれぞれを効果的に活用するには?
コーチングとティーチングはそれぞれ使いどころがあって、状況に応じてあなた自身にとって効果の出る方を選ぶ必要があります。
コーチングの活用方法
コーチングは、受ける側自身(あなた)が答えを持っているというスタンスです。
基礎的な知識・経験があるものの、それらが複雑に絡まり合っている時に、コーチングという手法が効果的となります。
あなたの頭の中のあらゆる絡まりをほどいていき、真の答えが導き出されていきます。
例えば、副業を始めてみたいけど何が自分に向いているのかわからない、本業や家族などの兼ね合いでどのくらいの割合でやっていけばいいんだろうか、といった場合です。
ティーチングの活用方法
ティーチングは、主に右も左も分かっていない状態で活用すると効果的と言えます。
さすがに知識0の状態で、あなたの頭の中から答えをひねり出すのには無理がありますよね。
全く知らない何かを0から1,2と増やしていくイメージで答えを知れるようになります。
コーチング・ティーチングを間違えると罠に陥ります
コーチング・ティーチングはそれぞれ使いどころを間違えるとその効果が発揮されないどころか抜け出せない罠にひっかかってしまう恐れがあります。
コーチングで陥りやすい罠
学校を出てすぐの新入社員に対して、営業に特化したコーチングを行っても本人から答えが出てくることはまずないでしょう。
また、理工学の知見が全くない人がどれだけ頭を振り絞っても世紀の大発明品を思いつくことはないでしょう。
これらは極端な例とはいえ、自分自身でなんとかしようと思っているタイプの人はこれらに近いような状態に陥ってしまうことが多いです。
そういう時まずはティーチングが必要な可能性が高いです。
ティーチングで陥りやすい罠
いわゆる「ノウハウコレクター」と呼ばれる人はティーチングの罠にハマっている典型的なケースです。
たしかに人から何かを教わると1つ1つ成長できている気になり、学ぶことをより多く求めようとします。
しかしそれだと教わるばっかりになってしまい、自身でそれらの知識をどう運用していけばいいのか分からないままになってしまいます。
知識が多くなってくればくるほど何をしていいのかが分からなくなるので、そういう時にコーチングが必要となってくると言えるでしょう。
どうすればいい?コーチング・ティーチング使い分けのヒント
コーチングとティーチングの使い分けはズバリ「あなたの知識と経験のステージ」によって変えていくと言うほかないでしょう。
ざっくり言うと、「まずはティーチング、次にコーチング」ということになりますが、ハッキリと境界線があるわけではないので自身の現状を自分自身で判断していくしかないです。
それでもヒントとして、コーチングをやるべきタイミングを言うなら「どうすればいいか悩みだしたらコーチング」となるのがおおよその目安かもしれません。
逆に言えば「どうすればいいかすらわからない」ならばまだティーチングが必要な段階かもしれません。
さらなる自己成長を目指しましょう
これまで、コーチングとティーチングの違いなどをお伝えさせていただきました。
あなた自身の状況に合わせてコーチングとティーチングを使い分け、よりよい未来を創っていきましょう。
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