【金閣寺】金箔に覆われた美しい舎利殿【京都】
こんにちは、ふーちゃんです。
京都の金閣寺に行ってきました!
1994年に世界遺産に登録され、正式名称は「鹿苑寺(ろくおんじ)」といいます。
では、なぜ「金閣寺」と呼ぶのでしょうか。
それは金箔づくしの三階建ての舎利殿(しゃりでん)があまりにも有名だからなのです。
金閣寺は、室町幕府3代将軍の足利義満が別荘として1397年に建立しました。
放火によって1950年に焼失しているので、今私たちが見られる金閣寺は1955年に再建されたものです。
足利義満は将軍職を38歳という若さで息子の義持(当時9歳)に譲っています。
51歳でこの世を去るまではここに住んでいたそうです。
金閣寺までの道のり
奥に見えるのが総門です。
総門までの道のりも両端には緑がいっぱいでとても気持ちがいいです。
舎利殿 金閣
舎利殿である「金閣」の特徴は、一層ごとに建築様式が違うことです。
一番下の階は、「法水院(ほっすいいん)」といい、公家の住まいに用いられた寝殿造(しんでんづくり)です。
二階部分は「潮音洞(ちょうおんどう)」と呼ばれ、武家造(ぶけづくり)でできています。
三階は「究竟頂(くっきょうちょう)」で禅宗の仏殿風(ぶつでんふう)です。
よく見ると…
これだけキラキラの金閣寺なのに、一階の公家の住まいには一枚も金箔が貼られていませんよね。
義満は、公家よりも武士の方が格上であり、さらに出家をした自分が一番上にいることを金閣で示したとも言われています。
後ろから見た金閣です。
近くに寄って見れば見るほどキラキラしてます。
昔の修学旅行を初めとして、何度か訪れている金閣寺なのですが、ここまで「ザ・金色!」という感じだったかなと
改めて思いました。
再建したときは、なんと20キロの金箔が使用されたそうです!
金色に輝く鳳凰
屋根は椹(さわら)の板を何重にも重ねた杮葺(こけらぶき)です。
金閣寺は足利義満が描いた極楽浄土の世界といわれていて、屋根の上には中国の伝説の鳥である鳳凰が輝いています。
この鳥は、頂点に位置する義満自身をあらわしているいう説もあります。
鹿苑寺庭園の中心的存在である鏡湖池(きょうこち)
金閣寺の目の前にある池は「鏡湖池(きょうこち)」です。
金閣を鏡のように映し出す池で、浄土世界の七宝の池を表すといわれています。
この池には、葦原島(あしからじま)などの大きい島や小さい島があったり、各地の大名さんから寄進された名石、奇岩が置かれています。
今回は雨だったのですが、それでも水面に反射して金閣寺も緑の木々たちもきれいに映し出されていました。
晴れた日はきっと金色に輝く金閣寺がピッカピカに輝いていることでしょう。
白蛇の塚
この日は平日だったこともありスムーズに回れたのでゆっくりしても、拝観に1時間もかかりませんでした。
開門時間は9時から17時ですが、朝の涼しくて気持ちのよい時間に行くのがオススメです♪
金閣寺は拝観券がお札になっているので、とても良い記念になりますよ。
修学旅行で訪れたことがある人も多いと思いますが、大人になってから行く金閣寺は、建物だけではなく庭園にも注目しながら
ゆっくりできてとても素敵な時間を過ごせます。
受付でいただいたパンフレットには雪が積もった金閣寺が掲載されていて、すごくきれかったので、
次回は雪の季節に訪れてみたいです!
京都に訪れた際は、金色に輝く金閣寺にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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