こんにちは、そるとです。

今回以降、コラムと称してSalty Islandの運営者である僕が旅を通して思っていることなどを綴っていきます。

世の中大小様々な企業があって、それぞれ色んな想いで創業されていますよね。

Salty Islandも僕なりに想いがあってこのブランドを立ち上げたのですが、まず大きなテーマとしてあるのが「旅」ということです。

１０年以上務めていた公務員を辞めて、何か事業をこの手で作り上げたいなと心から感じた時に、自分自身と深く向き合っていました。

世の中の人々に何が提供できるかということを考え、やはり自分が最も影響を受けたものをみなさんと共有するのが一番いいことだろうと、大好きだった「旅する」ことを事業の中心に置くことに決めました。

なぜ「旅」がそこまで僕自身に影響を与えたのか…

旅することは常に新しいことの発見で、僕自身の個性を作り上げてきた最も大きなものであると確信しているからです。

中でも、１００％楽しかったという旅よりもちょっと大変だったなと感じた旅の方が結果的には得るものが大きかったように思えます。

細かい話は別の機会に譲りますが、例えば富士山を初めて登った時は山登りの経験がほぼ無い状態でも「とりあえずやってやれ！」な勢いで行ったことが大きな学びとなっていたと思っています。

(富士山頂上の火口付近)

富士登山のようないままでやったことないチャレンジをやると決めた時、それを達成するにはどんな準備が必要なのかなと頭をフル回転させて考えることになります。

登山に絶対に必要なものって何だろう？

富士山ってどこから登ればいいの？

どんなルートがあるんだろう？初心者向けのルートはあるのかな？

体力のある友達を連れて行くとお互い助け合えるから誰か誘おうかな

初めてだし、途中の山小屋で一泊して余裕のある行動をしよう

そもそも何時ごろに登りはじめればいいんだろうか？

食べ物ってなに持っていけばいいのかな？

書ききれないくらいいろんなことが頭を巡りますが、ひとつひとつ考えて調べて決めていく過程で計画する力や実行する力が養われていきます。

そして実際富士山に登り始めると今度は想定していなかったような大小のトラブルが起こったりします。

風がこんなにも強いとは思わなかった

天候の変化が激しすぎる

休憩しすぎるとその後動くとしんどくなるな

食べ物は意外と喉を通らないな

山小屋で売ってるものの値段高っ！（まぁそりゃそうなんですが・・・）

スピード速く下山してしまって、降りた後に信じられない頭痛に襲われる

などなどその場で対応を考えることになり、こちらは短時間での判断力が養われていきます。

振り返って見ると結果的に、様々な能力が経験とともに蓄積されていることに気が付きます。

そしてその能力が次の旅へと向かう行動の欲求や、やってみたことに対する興味をさらに深めたくなる知識欲などに繋がっていったりします。

僕のこの富士登山でいえば、翌年も別ルートで富士登山をやろうと決めて実際登ったことや登山関連の本などを読み始め、それがキッカケで数年後のトレイルランのレースデビューまで至ったことが該当すると思います。

(富士山の山小屋付近から見た雲海)

僕にとって「旅」というのはお金をたくさんかけた贅沢三昧な旅行というよりも、計画段階からちょっと大変だなと感じるくらいの思い切ったことを通じての新たな発見、生まれ変わった自分になるということだと思っています。

Salty Islandでみなさんと共有していけたらいいのは「〇〇のグルメを制覇せよ！」ということよりも「今までやったことのない何かに飛び込んでみようよ！」ですので、なるべくそのような方向性の発信をしていきます。

（もちろんグルメ旅も非常に楽しくて得るものも大きいですし、否定するものではありません。あくまでスタンスを説明するために比較しています）

みなさんの日々の新しい旅のキッカケとなれるように今後このコラムを更新していきますのでどうぞよろしくお願いします。

そるとでした^^