【コーチングを知ろう】「利他的」な想いで語ろう
-プロコーチが教える、コーチングを受ける人のための基礎知識-
分かるようでなんだかよく分からない”コーチング”について、1記事1テーマで短く解説していきます。
気になるところから読んでみましょう。
コーチングを受ける時の心構えの話です。
コーチングセッションでは、自身のやりたいことを掘り下げていくので「あれもやりたい!これもやりたい!」と様々な欲望が頭の中から表れてきます。
それはそれで問題ないのですが、コーチングを受ける際にぜひ片足を置いていていただきたい心構えがありまして、それは「利他的」な想いです。
なぜ「利他的」な想いでいていただきたいのか、ここでは2つの理由をお伝えします。
将来に対する視野が広がる
利他的な想いは、普段忘れがちな「他との関係性」を前提に置くため、新たな道を発見しやすくなります。
例えば、今後何かビジネスを立ち上げたいと考えている人が「とにかくお金を儲けたい」という利”己”的な想いしか出てこないなら、いつまでたっても何のビジネスをするのか閃くことはありません。
この場合「〇〇の人達に△△のサービスを提供して□□になってほしい」という利他的な想い(あくまでこれは例です)を乗せることで、はじめて「あ、自分はこれがやりたかったんだ」ということに気付くことができます。
また例えば、人間関係をより強固なものにしたいと考えている人が「とにかく自分の都合よく生きたい」という利”己”的な想いしか出てこないなら、いつまでたっても人を操るような発想しか生まれてきません。
この場合「自分は〇〇のように接して、相手に対して△△な気持ちになってもらいたい」という利他的な想い(これも例です)を乗せることで、人間関係の新たな形が見えてきます。
行き詰まりの防止
利”己”的な発想のみでコーチングを受けると、ただ数値を増やすだけの目標を立てがちになり、それは別にやってもやらなくてもいいような領域となり行き詰りやすいです。
例えば「とにかく年収1000万円になりたい!」という願望は、これだけだと「それで?」という問いがつきまといます。
その状態になってもならなくてもいいような願望なので、ここで「うーん…」と悩み、躓いてしまいます。
こうやって行き詰まりを迎えるのですが、それを打破するために「利他的」な想いを乗せます。
「そもそもそのお金はどのように(誰に、どんなことをして?)稼いでいるのか?」
「その収入になることであなたは世に対して何ができるのか?」
これらも一例ではありますが、収入の奥にある「世の中に対する自分の役割」を見出していくことが非常に重要となります。
「利他的」はコーチングの根幹をなすほどのとても大切な概念です。
まだまだ説明が足りてはいないのですが、他にも利他的に関する記事がありますのでそちらもご覧ください。
コーチングを受ける際は、「利他的」を必ず頭の片隅に置いて自分自身の頭の中をほどいていっていただけたらと思います。
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