【博物館 網走監獄】最恐⁉日本で唯一見学可能な監獄【北海道】
JALのどこかにマイルで当たった女満別行き。
女満別空港がある道東は釧路湿原や世界遺産の知床が有名です。
しかし、それだけではありません!
「日本最恐の監獄」「日本で唯一見学可能な監獄」というワードに惹かれ、
「博物館 網走監獄」を訪れてみました。
日本最恐の監獄⁉網走監獄とは
網走監獄の歴史は70年以上、始まりは明治時代にさかのぼります。
・西南戦争などの国内の混乱により増え続けた囚人
・ロシアの脅威が迫っており、北海道(蝦夷)を守るために開拓が必要
という課題から
「増え続ける囚人を働かせ、北海道の防衛と開拓を進める」として
網走監獄(後に網走刑務所)は誕生しました。
鏡橋を渡って正門へ
網走川に架かる鏡橋。
この橋を渡ると網走監獄の入り口です。
正門はレンガ造りです。
蝋人形が少し怖いですが、前に進みます。
洋風な庁舎
正門をくぐると見えてくるのが庁舎です。
この建物は、網走刑務所の管理部門として昭和末期まで使用されていたそうです。
過酷な生活を知る「監獄歴史館」
監獄歴史館では、監獄の歴史や囚人の生活を学ぶことができます。
メイン展示である体感シアターでは、
北海道の開拓を支えた囚人たちの過酷な労働環境が映し出されます。
左右前方の3面に映し出され、迫力のある音。
まるでそこにいるかのようなリアリティがありました。
過酷なのは囚人だけじゃない!「職員官舎」
敷地内には刑務官が暮らす職員官舎もありました。
囚人がいれば見張る刑務官も必要。
極寒の地で、木造平屋建ての官舎。
囚人だけでなく、刑務官も過酷な環境だったと感じました。
日本で唯一⁉「五翼の舎房と中央見張所」
網走監獄のメインスポット「五翼の舎房と中央見張所」
ベルギーの監獄をモチーフに造られたそうで、
日本で唯一の造りとなっています。
中央見張所から五翼に広がる舎房は、
・少人数でも監視しやすい
・火事が起きても全て燃えない
という特徴があります。
日本最恐の監獄から脱獄した囚人
日本一の警備といわれた網走監獄。
その状況下で脱獄した囚人もいたそうです。
ボルトに1日2回味噌汁をかけて緩め、自分の関節を外して脱獄したとか。
それだけ過酷な生活環境から抜け出したいという思いが強かったことがわかります。
道東に来たら「網走監獄」へ!
今まで様々な博物館を見てきましたが、
昭和末期まで実際に使われていた監獄を見て学ぶことは貴重な体験でした。
これから流氷の時期に入るので、道東に来たらぜひ「網走監獄」へ立ち寄ってみてください!